安全管理体制を作り上げるにあたっては、危険が予測される場所の監視は不可欠です。
当該箇所が現場事務所から見えるとしても、人が常に張り付いて監視するのには限界があり、現場作業者の人数も限られる中にあってはシステムによる監視・観測の自動化と、異常時の警報発報は安全管理の省力化には欠かせない現代の流れとなってきています。
当社では「WEB遠隔監視サービス」を軸とした監視・観測システムの提供を行っています。
システムで観測したデータは、インターネット配信を行い、遠方からの監視や観測を実現。WEB上のデータをパソコンやスマートフォンで閲覧することが出来ます。
センサーが警戒値や異常値を観測した場合、関係者の携帯電話やスマートフォンに警報メールを配信することが出来ます。(24時間体制)
観測されたデータをダウンロードし、地山点検簿や気象観測の記録といった日常点検の資料や成果品にそのまま利用できます。
WEBカメラを利用すれば、撮影画像もWEB上で確認することができます。
もちろんWEBを使わずに、現地周辺だけにサイレンを鳴らす、回転灯(パトライト)を点灯するといった警報発報もできますので、現場ニーズに合わせた安全対策の実現を創意と工夫から提案します。
傾斜計を法面のクラック周辺および多段に積み上げられた大型土のうに設置した例です。
法面の変動の兆候が観測されるとサイレンスピーカーが鳴り、回転灯(パトライト)が回ります。
安全に対する創意や工夫、地山点検の省力化が図れます。見逃しがちなわずかな動きも感知するため、早期の避難で作業者の安全が確保できます。
「WEB遠隔監視サービス」を活用することで、現場事務所はもちろん休日には自宅から法面の監視ができ、
観測データは日常点検の記録に利用することができるようになります。
法面工事の土砂監視例 | 斜面に設置された傾斜計 | 大型土のうに設置した傾斜計 |
作業場所上流に傾斜計を利用した土石流センサーを設置し、川を横断させたケーブルが断線するか傾斜計が警戒値以上に傾いた場合、警報が発令します。
警報信号は無線により瞬時に下流の作業場所に送信され、サイレンスピーカーと回転灯(パトライト)による警告が、土石流の危険を知らせます。
突然の激しい雨が局地的に上流で降った場合、下流の河川の工事現場では知らず知らずのうちに、しかも急激に洪水あるいは土石流の危険が高まります。
そのような河川工事の土石流対策として、御参考にして下さい。
砂防工事の安全監体制の例 | 土石流センサーの設置例 | ソーラ電源の警報器の設置例 |